「タコは8本足だから英語でoctopus(オクトパス)」「8音階はoctave(オクターブ)」「8角形はoctagon(オクタゴン)」。このように、ラテン語やギリシャ語で「8」を意味する接頭辞はocto-です。ではなぜ、10番目の月が「8の月」を意味するOctober 語源 理由となっているのでしょうか。
この疑問を紐解く鍵は、紀元前の古代ローマ暦 語源 経緯にあります。歴史的な事実関係を順を追って解説します。
古代ローマ初期に用いられていた「ロムルス暦」(紀元前8世紀頃)では、現在のカレンダーとは異なり、1年は3月(Martius:軍神マルスの月)からスタートしていました。農業や軍事行動が活発化する春の始まりが第1月とされ、冬の寒冷期(現在の1月・2月にあたる約60日間)は農業を行わないため「月」としての名前すら割り当てられていませんでした。
当時の順序で月を数えると、以下のようになります。
- 第1月:Martius(現在の3月)
- 第2月:Aprilis(現在の4月)
- 第3月:Maius(現在の5月)
- 第4月:Junius(現在の6月)
- 第5月:Quintilis(ラテン語の5:quinque)
- 第6月:Sextilis(ラテン語の6:sex)
- 第7月:September(ラテン語の7:septem)
- 第8月:October(ラテン語の8:octo)
- 第9月:November(ラテン語の9:novem)
- 第10月:December(ラテン語の10:decem)
その後、第2代ローマ王ヌマ・ポンピリウスの時代(または紀元前153年の執政官就任時期)に、年の初めが「Januarius(1月)」に変更されました。これにより、すべての月が2ヶ月ずつ機械的に後ろへシフトしたのです。その結果、名前の語源は「8番目の月(October)」のまま、実際の位置は「10番目の月」として現在まで受け継がれることになりました。
この歴史的経緯を踏まえた効果的な10月 英語 覚え方として、「タコ(octopus)の8本足に、2ヶ月のズレを足して10月(8+2=10)」と記憶する手法が教育現場でも広く推奨されています。