選考会を突破するために必要なのは、当日のアピールだけではない。事前の準備段階から勝負は始まっている。元コーチや育成関係者への取材で見えてきた合格メソッドの第一は、「自分の武器(ストロングポイント)の明確化」だ。すべてのプレーを平均的にこなす選手よりも、1対1の打開力や圧倒的なキック精度、あるいは鋭い出足によるインターセプトといった「尖った強み」を持つ選手が、スカウトの目に留まりやすい。
さらに、実戦形式のテストで本来のパフォーマンスを発揮するためには、普段から高強度の環境でプレイし慣れておくことが欠かせない。プレッシャーのない状況での綺麗なプレーではなく、相手のプレッシャーを受けながらも技術を発揮するトレーニングを積んできた選手こそが、緊張感あふれる選考の場で本領を発揮できる。