ラーメン業界は今、静かだが確実な地殻変動の中にある。物価高による原材料費の上昇を受け、多くの店が値上げと品質維持の両立という難題に直面している。その結果、コストを削ってクオリティを落とした店は口コミサイトですぐに評価が下がり、逆に値上げを断行してでもスープや麺の質にこだわった店が長期的に支持される構造が鮮明になってきた。
ラーメンお取り寄せサイト「宅麺.com」を運営するグルメイノベーションが実施した調査では、有名ラーメン店の店主500人が「本当においしいラーメン店」を選投票した結果が公表されており、第1位に輝いたのは千葉・松戸が本拠を置く「中華蕎麦 とみ田」だった。業界のプロ同士が認め合う店こそが、食通が辿り着く最終地点であることを如実に示すデータだ。
一方、ガガログが独自に実施したラーメンマニア1,000人調査では、味・接客・コストパフォーマンス・再訪意欲の4項目を軸にした評価が採用されており、単純な人気投票とは一線を画す。「行きたくなる店」と「また行きたくなる店」は別物だという視点は、本当に美味しいラーメン屋を探す上で非常に示唆的だ。