Q1:写真はどこで、いつ撮影されたものですか?
A1:1993年3月、内戦と飢饉下にあったスーダン南部(現在のアヨド)で撮影されました。国連の支援機が離着陸する食糧配給センターのすぐ近傍です。
Q2:ケビン・カーターは子供を見殺しにして立ち去ったのですか?
A2:いいえ、事実ではありません。カーターはシャッターを切った直後にハゲワシを追い払っています。また、撮影場所のすぐ目と鼻の先には両親が並ぶ国連の食糧配給拠点があり、感染症防止のための接触制限ルールを守りながら取材を行っていました。
Q3:写真の子供のその後の安否はどうなりましたか?
A3:被写体は少女ではなくコング・ニョンという男の子で、1993年の飢饉を生き延びました。2011年のスペイン紙による現地追跡取材で、家族への聞き取りにより2007年頃に熱病で亡くなるまで青年期を生きていたことが確認されています。
Q4:ピューリッツァー賞の受賞が自殺の直接の引き金だったのですか?
A4:受賞そのものではなく、アパルトヘイト取材による深刻なPTSD、親友の戦死、経済的困窮、そして世論からの容赦ないバッシングが重なった結果による複合的な自死です。遺書にも戦争と殺戮のトラウマによる苦悩が克明に綴られていました。