東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩1分、昭和通り沿いに佇む「麺処 晴」の店頭には、平日の昼下がりであっても煮干しの心地よい香りに引き寄せられたファンが列を作ります。名店ひしめく東京の煮干しジャンルにおいて、なぜこれほどまでに長年トップクラスの評価を維持できているのでしょうか。
最大の要因は、徹底した温度管理と厳選された数種類の煮干しブレンドにあります。全国各地から仕入れたカタクチイワシやウルメイワシなどの煮干しを、季節や湿度に応じて配合比率を微調整。煮干し特有の強い旨味を抽出しつつも、エグみや苦味といったネガティブな要素を丹念な下処理で極限まで排除しています。
村上朝日製麺所特注の低加水パツパツ細ストレート麺、低温調理でしっとりと仕上げられた極上レアチャーシュー、そしてキレのある特製醤油タレが見事な三位一体を形成。食べログの「ラーメン TOKYO 百名店」に選出され続けている実績は、単なる一過性のブームではなく、細部まで研ぎ澄まされた職人技の結晶であることを物語っています。