ダイエットや筋力強化の定番食材として定着している鶏胸肉ですが、プリン体に関する評価は脂質やカロリーの低さとは異なります。公益財団法人痛風・尿酸財団の分類基準において、食品100gあたりのプリン体含有量が100〜200mgのものは「中等度」に位置づけられており、皮なしの鶏むね肉のプリン体含有量は100gあたり約141mgです。
牛肉や豚肉の赤身(約100〜120mg/100g)と比較した場合、鶏胸肉はわずかに高い数値を示します。これは細胞密度が高く、筋肉活動が活発な部位であることに起因します。決して「極めて危険な高プリン体食品」ではありませんが、「いくら食べても安心なゼロプリン体食品」でもありません。一般的な適量(1食あたり80〜100g程度)を食べる分には鶏むね肉の尿酸値への影響は限定的ですが、脂質が低いからと過信して大量消費すると、知らず知らずのうちに摂取過多に陥ります。