水戸一高の象徴として語られるのが、制服の完全自由化(私服登校)と徹底した「自主自律」の精神です。校則による厳格な管理や頭髪検査は存在せず、時間割の組み方や日々の生活態度は基本的に生徒自身の裁量に委ねられています。
名物行事として全国的にも知られるのが、秋に夜を徹して歩き通す「歩く会」です。仲間と語り合いながら過酷な行程を踏破する体験は、忍耐力と連帯感を育む精神的支柱となってきました。
文化面・知性面の土壌も豊かで、水戸一高の出身有名人には、映画監督の深作欣二氏、元NHK会長の海老沢勝二氏、ゲームデザイナーの鈴木銀一郎氏など、枠にとらわれない発想で社会を牽引したパイオニアが多数名を連ねています。自由な空気の中で育まれた「自ら問いを立て、自ら解決する力」が、多分野で開花している証拠といえます。