都内屈指のトレンド発信地である南青山には、海外のハイエンドブランドや著名なインテリアショップがひしめき合っています。そうした華美なエリアにあって、南青山 インテリアショップの枠組みを鮮やかに超え、独自の立ち位置を築いているのが「pejite 青山」です。
その原点は、栃木県益子町にある「pejite 益子」にあります。大谷石造りの巨大な古い米蔵を再生し、時を経た日本の道具や家具に新たな光を当ててきた同店。益子の地で培われた「用の美」を現代の都市生活へ提案すべく誕生したのが青山店です。
コンクリートの階段を降り、地下へと続く扉を開けると、そこには外の喧騒を完全に遮断した陰影の美しい世界が広がっています。南青山 古道具店としても際立った存在感を放つ理由は、ただ古いものを並べるのではなく、現代のミニマルな空間や洋室にも自然と溶け込むよう、徹底したリペアとディレクションが施されている点にあります。日本の職人が遺した繊細な木工技術や金具の味わいを尊重しながら、今の暮らしに寄り添う道具として再構築する。この確固たる哲学が、審美眼を持つクリエイターや本物志向の大人の心を掴んで離しません。