足の裏(医学用語では足底:そくてい)は、大まかに前足部・中足部・後足部の3つに大別され、それぞれ特徴的なふくらみやくぼみを持っています。日常的によく使われる通称と、医療・解剖学における正式名称を整理しました。
親指の付け根にある大きな膨らみは「母指球(ぼしきゅう)」、小指の付け根にある小さな膨らみは「小指球(しょうしきゅう)」と呼ばれます。これらは歩行時に地面を蹴り出す際、強い圧力を分散させるクッションの役割を果たしています。
中央の内側にある窪みは一般に「土踏まず」として親しまれていますが、解剖学的な正式名称は「内側縦アーチ(ないそくじゅうあーち)」または「足底弓(そくていきゅう)」の一部です。人間が直立二足歩行を獲得する進化の過程で発達した、極めて重要な構造といえます。
一方、地面に直接接地するかかとの部分は「踵部(しょうぶ)」、指の腹部分は「趾腹(しふく)」、足指の付け根のくびれや隙間は「趾間部(しかんぶ)」と定義されています。