ドラッグストアで手軽に入手できるスピール膏(サリチル酸絆創膏)は、角質を軟化させて剥離しやすくする有効な薬剤です。しかし、「何枚使っても芯が残る」「周りの健康な皮膚が白くただれて激痛になった」と挫折する人が後を絶ちません。
スピール膏で失敗する最大の要因は、病変のサイズと絆創膏の薬剤部分のミスマッチにあります。魚の目の中心にある芯の直径よりも大きなサイズを貼ってしまうと、周囲の正常な皮膚まで強力に腐食され、炎症や強い痛みを引き起こします。
また、サリチル酸でふやけた角質層をピンセットなどで無理に引っ張っても、真皮近く深くまで食い込んだ円錐状の芯の先端(尖端部)は強固に癒着しているため途中でちぎれてしまい、根本的な除去に至りません。残存した芯は、歩行による圧迫を再び受けることで短期間のうちに元の大きさに戻ってしまいます。