多くの犠牲を払って到達したシガンシナ区のイェーガー家地下室。そこにあったのは、これまで信じられてきた「人類は壁の外の巨人に滅ぼされた」という前提を根底から覆す、父グリシャの残した手記と一枚の「写真」でした。
明かされた真相は、壁の外には巨人に滅ぼされるどころか、飛行船が飛び交う高度な近代文明社会が広がっているという事実でした。壁の中の人間は「ユミルの民(エルディア人)」であり、かつて世界を支配した巨人の力を恐れた大国「マーレ」によって、パラディ島という孤島に隔離されていたのです。壁の外を彷徨っていた巨人たちの正体は、マーレによって注射を打たれ追放された罪深き同胞たちでした。
真実を知った調査兵団は、巨人が一掃された壁の外へと進軍し、生まれて初めて「海」を目撃します。仲間たちが広大な水平線に歓喜する中、エレンだけは曇った表情で水平線の彼方を指差し、静かに問いかけます。
「海の向こうには自由がある…ずっとそう信じてた。でも違った。海の向こうにいるのは敵だ。……向こうにいる敵、全部殺せば、オレ達、自由になれるのか?」
希望の象徴であったはずの海が、世界との全面戦争の始まりを告げる絶望の境界線へと変貌したこのラストシーンは、視聴者に強烈な衝撃と余韻を残しました。