SNSやネット掲示板、ポータルサイトのコメント欄におけるネットの反応と評判の推移を追うと、大衆心理の劇的なパラダイムシフトが浮き彫りになります。
『Nizi Project』放送初期の2020年前半には、「結局はZeebraの娘だから優遇されているのではないか」「大手芸能一家の箔付けだ」といった冷笑的な書き込みが一部で見られました。とりわけ父親の曽祖父が横井英樹氏であるという家系図が拡散された際には、昭和の歴史的記憶と結びつけた心ないバッシングが飛び交ったことも事実です。
しかし、審査が進むにつれて視聴者の空気感は180度転換しました。番組内で見せた人一倍ストイックな練習姿勢、他の候補者への誠実な気配り、そして何より圧倒的なパフォーマンスクオリティが、色眼鏡を粉々に打ち砕いたのです。両親の離婚報道時にも、ネット上では「親のプライベートと本人の努力は一切無関係」「16歳の少女に背負わせるべきではない」といった擁護と激励が多数派を占めました。
ファンコミュニティ「WithU」の間では、「リマがZeebraの娘なのではなく、Zeebraがリマの父親と呼ばれる時代が来た」と称賛されるまでに評価を確立。親の知名度を消費するのではなく、自身の卓越性によって親の評価すら再定義させるという、稀有な逆転劇を成し遂げました。