コンビニ業界が座席を撤去する背景には、シビアな収益構造の計算があります。イートインスペースは、それ自体が直接的な利益を生み出すわけではありません。コーヒー1杯で2時間滞在されてしまえば、回転率は極端に低下し、坪効率は著しく悪化します。
これに対し、イートインスペースを改装して新たな売場を作れば、24時間利益を生み出す資産へと生まれ変わります。特に近年、単身世帯や共働き世帯の増加によって「冷凍食品」や「まとめ買い向けの日用品」の需要が爆発的に伸びています。
座席4席分(約2〜3坪)のスペースがあれば、大型の冷凍ショーケースを1台増設できます。これにより、数十種類の新商品を棚に並べることが可能となり、客単価の上昇と廃棄ロスの削減を同時に達成できる計算です。店舗オーナーにとっても、管理の手間が減り売上が伸びる売場化は、極めて合理的な選択肢となっています。