日本の物流を支える二大巨頭、ヤマト運輸と日本郵便。長年ライバル関係にあった両者が、手を取り合う形で進めてきたのが関西中継ゲートウェイプロジェクトだ。かつてヤマト運輸のトップを務めた長尾裕氏らが掲げたネットワーク再編の志は、事業の垣根を越えた共創インフラとして大きく結実している。
両社はトラックの共同運航や中継拠点の相互利用を本格化させた。長距離ドライバーの労働力不足を補うため、関西のハブ拠点でトレーラー頭部(ヘッド)を切り離し、ドライバー自身は日帰りで自地域へ戻るバトンタッチ輸送を確立。単なるコスト削減にとどまらない、持続可能な幹線ネットワークの構築が現実のものとなっている。