青山学院大学在学中に女子大生タレントとしてデビューし、『お笑いマンガ道場』でのチャーミングな姿から、1997年の大ヒットドラマ『失楽園』で見せた妖艶な演技派女優への脱皮まで、華やかなキャリアを築き上げた川島なお美さん。その告別式は、まさに彼女の美学を集大成した舞台のようでした。
2015年10月、東京・青山葬儀所で営まれた告別式には、芸能・文化界から1500人以上が参列。祭壇は川島さんがこよなく愛した赤ワインをイメージしたワインレッドの花々で彩られ、棺には愛用の舞台台本やワイングラス、鎧塚氏との思い出の品々が納められました。
喪主を務めた鎧塚氏は、声を詰まらせながらも堂々と挨拶し、「なお美は最後まで女優として、妻として、完璧に人生を駆け抜けました。川島なお美は幸せな女でした」と語りかけました。参列したファンや関係者からは惜しみない拍手が送られ、まさに一人の大女優のフィナーレにふさわしい見送りとなったのです。