ジョブズの娘たちの現在と巨額遺産の行方|モデル末娘と長女の真実

ジョブズの娘たちの現在と巨額遺産の行方|モデル末娘と長女の真実

ジョブズの娘たちの現在と巨額遺産の行方|モデル末娘と長女の真実の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

スティーブ・ジョブズに関する噂の中で、最も誤解が多いのが巨額遺産相続の行方です。日本のネット掲示板やSNSでは「子どもたちは絶縁され、遺産は1円も受け取っていない」といった極端な言説が散見されますが、実際の構造は異なります。

ジョブズが2011年に死去した際、その個人資産は推定102億ドル(当時の為替レートで約8000億円、現在の株式価値換算では2兆〜3兆円規模)と試算されていました。資産の大半は、Apple株ではなく、ディズニー社によるピクサー買収に伴って得た大量のウォルト・ディズニー社株式でした。この遺産のほぼすべてを相続し、一括管理しているのが妻のローレン・パウエル・ジョブズです。

ローレンは米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューにおいて、明確な資産哲学を語っています。「私は富の世襲を信じていません。何世代にもわたって莫大な富を蓄積し続けることは、社会にとって不公正です。スティーブも私と同じ考えでした。私の人生をかけて、この富を社会のために使い切るつもりです」。

これは、ウォーレン・バフェットやビル・ゲイツが主導する「ギビング・プレッジ」の思想と軌を一にするものです。子どもたちに対しては、名門校での学費や生活基盤、自立のための一定の信託基金こそ用意されたものの、一生働かずに贅沢三昧できるような数十億ドル単位の遺産分割は行われていません。イブが自らモデル契約を結び、リサが自著の印税と執筆業で生計を立てている背景には、「親の資産ではなく、自らの腕で立つ」という家庭内の冷徹な現実と規律が存在しているのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。