健診で視神経乳頭陥凹拡大と言われたら?緑内障の疑いと検査の真実

健診で視神経乳頭陥凹拡大と言われたら?緑内障の疑いと検査の真実

健診で視神経乳頭陥凹拡大と言われたら?緑内障の疑いと検査の真実の背景について、最新情報を基に徹底解説します。

Q1:視神経乳頭陥凹拡大と診断されたら、将来必ず失明するのでしょうか?
A1:いいえ、直ちに失明するわけではありません。まず、全体の2〜3割程度は生まれつきくぼみが大きいだけの「生理的陥凹」であり、緑内障ですらないケースがあります。また、仮に緑内障の初期と診断された場合でも、現代の点眼治療によって眼圧を適切に下げ続けることで、生涯にわたって不自由のない視野を維持できる確率が極めて高くなっています。最も危険なのは「怖がって放置し、末期まで進行させること」です。

Q2:精密検査にかかる費用と当日の所要時間はどのくらいですか?
A2:健康保険の3割負担が適用されるため、OCT検査や視野検査、眼圧測定などを合わせた窓口負担額は概ね3,500円から5,000円前後です。所要時間は検査自体で30分〜1時間程度ですが、瞳孔を開く目薬(散瞳薬)を使用する場合は薬の効果が切れるまで4〜5時間ほどまぶしさが続きます。当日は車やバイクの運転を控えて来院することをおすすめします。

Q3:精密検査で「異常なし(生理的陥凹)」と言われたら、もう眼科へ行かなくて良いですか?
A3:治療の必要はありませんが、完全に通院をやめてしまうのは推奨されません。生理的陥凹を持つ目は、もともと視神経のくぼみが大きいため、将来的に本当の緑内障が発症した際に健診のカラー写真だけでは病変の変化が見落とされやすいという盲点があります。医師の指示に従い、1〜2年に1回はOCT検査を備えた眼科で定期的なフォローアップを受けることが、生涯の視界を守る最も安全な防衛策です。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。