孤高を貫いてきたタツマキの価値観を根本から揺るがした存在、それが主人公のサイタマだ。原作Web漫画やコミックス版で描かれた二人による直接対決と問答は、作品の歴史に残る名シーンとして語り継がれている。
どんな超能力を打ち込んでも表情一つ変えず、圧倒的な圧倒感で立ち続けるサイタマ。プライドを激しく揺さぶられながらも全力でぶつかる中で、彼女は人生で初めて「自分を怯えさせず、受け止めてくれる圧倒的な強者」に出会うこととなった。不器用な衝突の末に芽生えた、言葉には出さない密かな信頼感。排他的だった彼女が僅かに見せる人間味の変化は、ファンにとって最大の考察ポイントだ。