『子連れ狼』が遺した影響力は、国内の時代劇枠にとどまりません。最強の殺し屋が幼い子供を連れて旅をするプロットは、ひとつの国際的なフォーマットとして定着しました。
世界的な大ヒットを記録した『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』において、孤高の賞金稼ぎディン・ジャリンが小型ポッドに乗った孤児「グローグー(ベビーヨーダ)」を守りながら銀河を旅する設定は、製作総指揮のジョン・ファヴロー自身が『子連れ狼』へのオマージュであることを公言しています。
乳母車に武器を隠し、過酷な宿命を背負いながらも言葉を超えた絆で結ばれる父と子の構図は、時代や国境を越えて人々の心を揺さぶり続けています。