雨季の旅行には、天候の不確実性というリスクがある一方で、それを補って余りある経済的・空間的なリターンが存在します。旅行上級者が敢えて雨季のセブ島を狙い撃ちする決定的な理由を整理しました。
1. 航空券と5つ星ホテルの価格破壊
乾季のピークシーズン(年末年始、春休み、GW)には、成田・関西発の直行便航空券がエコノミークラスであっても10万円〜15万円超に跳ね上がります。これに対し、雨季の閑散期(特に6月、9月〜11月)は、LCCのプロモーションを利用すれば往復3万円台〜4万円台での確保が容易になります。 さらに恩恵が大きいのが、マクタン島に立ち並ぶラグジュアリーホテルの宿泊費です。「シャングリ・ラ マクタン」「クリムソン リゾート」「Jパーク アイランド」などの高級リゾートが、乾季の1泊5万〜8万円から、1泊2万〜3万円台までプライスダウンします。朝食ビュッフェ付きやスパのクレジットが付与される特別プロモーションが頻繁に打ち出され、限られた予算で最高峰のホスピタリティを体験することが可能です。
2. 観光地や人気スポットの混雑回避
乾季のセブ島は、世界中からの観光客でごった返します。例えばオスロブのジンベエザメツアーでは、整理券を受け取ってから海に入るまで炎天下で2〜3時間待ちという事態が日常茶飯事です。 一方、雨季は観光客の母数そのものが減少するため、オスロブでの待ち時間が30分程度に短縮され、アイランドホッピングのスポットでも他のボートと重ならず、貸切に近い静寂の中でシュノーケリングを楽しめます。SNS映えするスポットでの撮影も、周囲の視線や混雑を気にせず納得いくまで行える点は、混雑を嫌う旅行者にとって計り知れない利点となります。
3. フルーツが最も美味しく、緑が鮮やかなベストシーズン
熱帯気候のセブ島において、適度な降雨がある雨季は、マンゴーをはじめとする南国フルーツの旬(収穫期)と重なります。糖度が高くジューシーな完熟マンゴーが市場やスーパーに山積みされ、乾季よりも安価で極上の味を堪能できます。また、島内の森林や自然が瑞々しい深緑に覆われ、滝巡り(カワサン滝など)のアクティビティでは圧倒的な水量とマイナスイオンを体感できます。