かつては毎日ヘアアイロンを握り、髪を酷使するのが当たり前だった。しかし、持続可能性やセルフケアが重視される昨今、その習慣に疑問を持つ人が増えている。髪のタンパク質を変性させ、深刻なパサつきを引き起こす「熱ダメージ」を回避したいという切実な願いが、このトレンドの根底にある。
表参道の有名ヘアサロンでクリエイティブディレクターを務める人物は、「毎日180度のコテで巻くよりも、最新の酸性デジタルパーマを1回かける方が、結果的に髪の美しさを保てるケースが圧倒的に多い」と指摘する。美意識のベクトルが「その場しのぎのセット」から「素髪の健康」へとシフトした結果である。