おもしろ弁当界隈において、もはや不動の人気ジャンルとして確立されているのが旦那への仕返し弁当です。前夜の些細な夫婦喧嘩や日頃の小さな不満を、お弁当というキャンバスを使ってユーモラスに表現する妻たちのクリエイティビティには脱帽せざるを得ません。
その代表格が、ご飯の上に黒々と文字を刻む海苔アートのおもしろメッセージです。「おかずは自分で買え」「昨日の態度、反省してください」「開けてびっくり玉手箱」といった直接的な警告文から、一面真っ白な白米の真ん中に小さく「無」とだけ刻まれたシュールなものまで、バリエーションは多岐にわたります。
中には、蓋を開けると一面が真っ赤な激辛ふりかけで覆われていたり、白米の上に生の丸ごとピーマンが1個だけ鎮座していたりする強烈な実例も存在します。一見すると冷徹な仕返しのようでありながら、写真が投稿されると「怒っているはずなのに手が込んでいて愛を感じる」「最高の夫婦コミュニケーション」と温かい笑いに包まれるケースがほとんどです。言葉でぶつかり合う代わりにユーモアで返す、現代のスマートな夫婦喧嘩の形と言えます。