矯正治療は単なる審美的な自己投資にとどまらず、将来の残存歯数を増やし咀嚼効率を高めるための予防医療です。しかし、すべての人が今すぐ開始すべきとは限りません。客観的な適性基準を以下に示します。
▼ 矯正治療を前向きに進めるべき人
- かみ合わせの悪さから肩こり、頭痛、顎関節の違和感を自覚している人
- 歯並びの重なりが原因で歯磨きが行き届かず、虫歯や歯周病リスクを減らしたい人
- 指示された装着時間(マウスピースの場合1日22時間)を几帳面に維持できる自己規律がある人
- 治療費用や期間について家族の理解が得られ、長期的な通院計画を組める人
▼ 治療の開始に慎重になるべき人
- 「安さ」や「短期間」だけを最優先し、精密検査や骨格分析を省略しようとする人
- 重度の歯周病が活動期にあり、歯槽骨の炎症がコントロールできていない人(事前の歯周治療が必須)
- 装置の違和感や一時的な食事の不便さに対して極端に過敏で、指示通りの通院・装着が難しい人