単なる「映え」や美味しさの先にあるもの。現代人がこのコンビネーションに熱狂する背景には、極めて合理的な身体へのリターンがある。サーモンに含まれるアスタキサンチンは、ビタミンEの数百倍ともいわれる強力な抗酸化力を誇り、紫外線やストレスに晒された肌細胞を守り抜く。そこにアボカドが持つビタミンEやコエンザイムQ10が重なることで、抗酸化のシナジー効果は跳ね上がる。
「サーモンの動物性良質タンパク質と、アボカドが含むオレイン酸などの不飽和脂肪酸は、消化吸収の観点からも理想的なデュオです」と都内でアスリートやモデルの食事指導を手掛ける管理栄養士は語る。良質な脂質は、肌のバリア機能を整える細胞膜の原料そのものだ。カロリーをいたずらに恐れて脂質を極限まで削る旧時代のダイエット観はとっくに崩壊した。代謝を促し、艶やかな肌と引き締まった筋肉を維持するための戦略的投資として、このヘルシー料理を選択する都市生活者が激増している。