松岡修造氏の系譜を語る上で、最大の核となる人物が父方の祖母の父にあたる小林一三(こばやしいちぞう)氏だ。明治から昭和にかけて活躍した一三氏は、阪急電鉄の創業をはじめ、日本初のターミナル百貨店「阪急百貨店」の開業、宝塚歌劇団の設立、そして映画会社「東宝」の創業など、現代の日本における都市開発とエンターテインメントの基礎をたった一人で創り上げた伝説の実業家である。
「乗客をただ待つのではなく、沿線に街と娯楽を作って乗客を育てる」。この革新的なビジネスモデルで社会を一変させた一三氏の情熱と独創性。修造氏がメディアで見せる、周囲を巻き込み新たなエネルギーを生み出していく規格外の発信力は、まさにこの曾祖父から受け継いだDNAそのものと言える。