Q1:なぜ前作『Body Feels EXIT』ではなく『Chase the Chance』で初のオリコン1位を獲得できたのですか?
A1:前作『Body Feels EXIT』によって「小室哲哉×安室奈美恵」の爆発的なケミストリーが世間に強く浸透し、ファンの期待値が最高潮に達していたことが最大の要因です。加えて、高視聴率ドラマ『ザ・シェフ』の主題歌として毎週大量オンエアされた相乗効果、さらに年末の音楽特番シーズンと重なったことでライト層の購買意欲を一気に引き上げたことが、初週からのロケットスタートと自身初の首位奪取につながりました。
Q2:第46回NHK紅白歌合戦での「全力疾走パフォーマンス」は事前に決まっていた演出ですか?
A2:ステージの広さを活かしたダイナミックな動線はリハーサル段階から計画されていましたが、本番で見せたあの鬼気迫るスピードと跳躍は、18歳だった安室奈美恵自身の凄まじいアドレナリンと気迫によるものでした。息が上がって歌声が乱れるリスクをものともせず、極限の身体能力をフル稼働させて歌い切ったあの瞬間は、演出の枠を超えた奇跡的なリアリティとして日本中に語り継がれています。
Q3:曲中にある本格的なラップは誰のアイデアだったのですか?
A3:プロデューサーである小室哲哉の明確なディレクションによるものです。小室は当時、海外でメインストリームとなりつつあったヒップホップやユーロラップの手法をJ-POPにいち早くローカライズしようと試みていました。安室の天性のリズム感と滑舌の良さを見抜いた小室が、息継ぎの隙間もないほど高密度な日本語ラップをあえて課し、それを彼女が見事に乗りこなしたことで、従来の歌謡ポップスとは一線を画す革新的な楽曲が完成しました。