なぜ脳はこれほどまでに休めないのか。その直接的なトリガーとなっているのが、就寝直前の生活習慣だ。ベッドに入ってからもスマホの画面を見続ける行為は、網膜を通じて脳に「まだ昼だ」という誤った信号を送り続ける。これにより、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、脳が興奮状態のまま睡眠に入る。
さらに、遅い時間の食事も影響している。消化活動にエネルギーが割かれると、深部体温が下がりにくくなり、脳が深く休むためのノンレム睡眠へ移行しづらくなる。結果として浅い眠りが続き、脳は夢を見続けるループに陥るのだ。