本楽曲を特徴づけるもう1つの要素が、流暢かつ感情的にまくしたてられる英語のフレーズです。野田洋次郎が帰国子女であることは広く知られていますが、日本語では生々しすぎる切迫した感情を、英語詞を用いてストレートに叩きつける手法が採られています。
特にサビやブリッジで繰り返される英語詞の要点を現代語で自然に和訳すると、タイトルの「05410-(ん)=おこして」と見事に呼応していることが分かります。
【英語詞の対訳とニュアンス解説】
“Wake me up, wake me up before you walk out that door...”
(君がそのドアを出て行ってしまう前に、僕を起こしてくれ、目を覚まさせてくれ)
“Because I know that I'm such a fool...”
(自分がどれほど愚かな人間かなんて、痛いほど分かっているんだから)
“So please don't let me down, please don't let me down...”
(だから頼むから僕を見捨てないでくれ、失望させないでくれ)
日本語パートではどこか皮肉や自己嫌悪を交えながら語られるのに対し、英語パートでは「頼むから行かないでくれ」「僕を見捨てないでくれ」という剥き出しの哀願へとシフトします。英語詞を挟むことで、理性を保とうとする表面的な態度と、本能的になりふり構わず縋り付きたい無防備な内面の落差を表現しており、05410-(ん)歌詞の解釈と伏線として機能しています。