ロードバイクの美観において、車体全体の表面積の大きな割合を占めるホイールは、フレーム以上に「バイクの顔」を決定づける要素です。かつてのリムブレーキ時代は、ブレーキシューが接触するリムサイドにステッカーを貼ることが構造上不可能でした。しかし、ディスクブレーキが完全に標準化した現在、リムハイト全面を活用したグラフィック表現が可能になっています。
初心者が混同しやすい前提知識として、ロードバイクのリムテープとステッカーの違いを整理しておく必要があります。リムテープ(リムフラップ)はチューブやチューブレスタイヤの気密・パンク防止を目的に「リムの内側」に装着する機能パーツです。対して、今回扱うホイールステッカー(デカール)は「リムの外側表面」に貼るドレスアップおよび視認性向上アイテムであり、役割も構造もまったく異なります。
現在トレンドの最前線にあるのが、主張しすぎないディープリムステッカーデザインです。50mm以上のエアロリムに対して、あえてフレームカラーと同系色のグロス(艶あり)とマット(艶消し)を組み合わせた「ステルスロゴ」や、夜間走行時の安全性を飛躍的に高めるロードバイクホイール反射ステッカーをワンポイントで配置するスタイルが、感度の高いライダーの間で圧倒的な支持を集めています。