いま、ファッション産業とエンターテインメント産業の境界線は完全に溶け合っている。かつて「服を見せるための生きたハンガー」と見なされることもあったモデルという職業は、自身の生き方や価値観を発信するカルチャーの語り手へと進化した。
カメラの前に立つ彼女たちの眼差しには、誰かの理想に合わせるのではない、自立したプロフェッショナリズムが宿る。スクリーンの前でも、広告の巨大なビルボードの上でも、長身の女性たちが切り拓く表現の領域はどこまでも広大だ。男性優位の視覚的ヒエラルキーを軽々と飛び越え、自分自身の力で立つ姿は、次世代を生きるすべての人々に強烈なインスピレーションを与えている。