子供の生涯において、身長が急激に伸びる時期は2度存在します。1度目は乳児期(生後1年で約25cm伸長)、そして2度目が思春期に訪れる成長スパート(急激な身体発育期)です。
この成長スパート タイミングを正確に捉えることは、子供の最終身長の推移を予測する上で決定的に重要です。
【男の子の思春期発来と成長のサイン】
一般的に男児は11歳〜12歳頃に睾丸の容量増大から思春期が始まります。その後、陰毛の発生、急激な身長伸長(年間8〜10cm前後のピーク)、声変わり、脇毛・髭の発生と進みます。声変わりが完全に完了する頃には成長スパートのピークは過ぎており、骨端線の閉鎖に向かって伸長速度は徐々に鈍化していきます。
【女の子の思春期発来と成長のサイン】
女児は男児より約1年半早く、9歳半〜10歳半頃に乳房のタマ(乳腺組織)の発達から思春期がスタートします。乳房の初期発達とともに身長の年間増加量がピーク(年間7〜9cm)に達し、そのピークから約1〜2年後(平均12歳〜12歳半頃)に初経(月経の開始)を迎えます。初経を迎えた段階で骨端線の閉鎖が進んでいるため、初経以降の身長の伸びは平均して約5cm〜6cm程度にとどまるのが標準的な臨床経過です。