この機器の爆発的な普及を語る上で欠かせないのが、経済評論家の勝間和代氏による発信だ。同氏は早くから「総重量の0.6%の塩分濃度」という厳密なロジックを提唱し、感覚に頼りがちだった家庭料理を再現性の高いシステムへと再構築した。
調味料の比率さえ間違えなければ、機械が完璧な温度管理と加熱時間を担ってくれる。この「ロジカル自炊」のメソッドは、料理に苦手意識を持っていたビジネスパーソンや合理主義の生活者に強烈なインパクトを与えた。食の質を落とさずにコストと時間を削るライフハックとして、現在も新たなフォロワーを生み出し続けている。