蚊に刺されやすい人の決定打とは?O型や足裏常在菌の真相と最新予防策

蚊に刺されやすい人の決定打とは?O型や足裏常在菌の真相と最新予防策

蚊に刺されやすい人の決定打とは?O型や足裏常在菌の真相と最新予防策について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。

蚊(日本で被害の多いヒトスジシマカやアカイエカ)のメスは、産卵のためのタンパク質を補給する目的でのみ吸血行動を行います。彼女たちが人間を感知するセンサーは極めて精密であり、およそ10〜20メートル離れた場所からでもターゲットを捕捉できる能力を備えています。

研究機関の実験データによると、蚊が宿主を見つけ出すプロセスは以下の3ステップで進行します。

第一段階は「二酸化炭素の感知」です。蚊の小顎髭(しょうがくし)にある受容器は、周囲の空気中に漂うわずかなCO2濃度の変化を見逃しません。呼吸量が多く二酸化炭素排出量の多い人(運動直後の人、代謝が高い人、体格の大きい人)は、遠方から蚊を呼び寄せる強力なビーコンとなります。

第二段階は「熱と体温の追尾」です。二酸化炭素を頼りに数メートルの距離まで近づいた蚊は、次に触角の温度受容器で周囲よりも表面温度が高い熱源(体温が高い人・皮膚温度が高い部位)を識別します。

そして第三段階が「皮膚ガスと化学物質の選別」です。数十センチ以内に接近した蚊は、皮膚表面から揮発する汗の成分(L-乳酸やアンモニア、尿酸)や、皮脂を分解する菌が放つ臭い分子を嗅ぎ分け、「吸血に適した人間」をピンポイントで着地目標に定めます。つまり、自分ばかり刺される人は、蚊のセンサーをフル稼働させる条件が無意識のうちに揃ってしまっているのです。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。