オープン当初からSNSやレビューサイトで議論の的となっているのが、東京豊洲 万葉倶楽部の料金設定です。一般的なスーパー銭湯の相場が1,000円〜1,800円前後であるのに対し、豊洲万葉倶楽部の基本入館料は大人(中学生以上)3,850円(税込・入湯税別)に設定されています。これに深夜割増料金や岩盤浴、飲食費が加算されると、1人あたりの支払額が容易に1万円前後に達することが「高い」と言われる最大の要因です。
しかし、この価格設定の背景には明確な構造的理由が存在します。最大の要素は、「毎日、箱根・湯河原から専用ローリーで源泉を直送する輸送コスト」です。都内の多くの温浴施設が採用する循環式地下水や人工温泉とは異なり、名湯の湯質をそのまま豊洲へ運ぶための莫大な物流費が基本料に織り込まれています。
さらに、館内着・バスタオル・各種アメニティがすべて入館料に含まれており、手ぶらで長時間滞在できる都市型リゾートホテルに近いサービス設計が敷かれています。単なる「お風呂屋」ではなく、「24時間滞在可能な都心の温泉ホテル&スパ」という前提を理解することが、価格に対する納得感の第一歩となります。