個人情報保護シールは透ける?100均と市販の格差をプロが徹底解剖

個人情報保護シールは透ける?100均と市販の格差をプロが徹底解剖

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「保護シールを貼ったから安心」という認識は、物理的な光学特性の前では脆くも崩れ去ることがあります。SNSや質問サイトでは定期的に「保護シールを貼ったハガキの裏からスマホのライトを当てたら、氏名も電話番号も丸見えだった」という告発が投下され、議論を呼んできました。

編集部が市販されている複数の製品を用いて透過テストを実施したところ、安価な普通紙ベースの目隠しシールは透過率が高く、約300ルーメン以上の強い光(スマートフォンのフラッシュライト程度)を背後から照射すると、印字された黒文字の輪郭が浮き彫りになるケースが確認されました。特に、表面に薄い地紋が印刷されているだけの簡易型製品では、肉眼でも文字の太さや数字の並びが容易に判読できてしまう状態が生じます。

一方で、ヒサゴをはじめとする文具・セキュリティ製品メーカーの専門ラベルは、紙の内部に特殊なアルミ蒸着層や高密度な遮光カーボン層を挟み込んだ「多層構造」を採用しています。この構造を持つ製品では、強力な光を至近距離から照射しても光そのものが完全に遮断され、裏面の情報を読み取ることは不可能です。「透ける」という噂の真相は、単なる都市伝説ではなく、製品の遮光構造の違いによって実際に生じている物理現象です。

山田 真由
著者

山田 真由

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