電源を使わないアナログゲームの世界では、3人という人数は「長考によるダウンタイム(待ち時間)が短く、かつ盤面の変化がダイナミック」という、ボードゲームにとって理想的な環境を作り出します。
3人 ボードゲーム 名作の代表格
世界中で数々の賞を受賞した不朽の名作『カタン(Catan)』は、公式ルールで3〜4人に対応していますが、熟練の愛好家の間では「3人プレイこそ最も盤面のバランスが良い」と評されることがあります。4人プレイ時に起こりがちな「初期配置で完全に土地を封鎖されて何もできないプレイヤーが出る」という事故が起きにくく、資源交換の交渉が活発に行われるためです。
また、短時間で爆笑を生むパーティーゲーム 3人向けとして、数字カードを使ったブラフゲーム『コヨーテ(Coyote)』や、タイルを素早く並び替えるスピード系パズル『ナインタイル』が挙げられます。3人という人数は互いの表情や手元の動きが全員の視界に収まるため、テンポ感を損なわずに大いに盛り上がります。
最初から3人のために作られた「3人専用 ボードゲーム」
世の中には、3人プレイに特化して開発された3人専用 ボードゲームというジャンルが存在します。
代表的な傑作が『TRIBE(トライブ)』や『マリア(Maria)』です。『マリア』はオーストリア継承戦争をテーマにした本格歴史ストラテジーゲームで、3人のプレイヤーがそれぞれ異なる勝利条件と陣営を受け持ちます。「ある戦線ではAと共闘し、別の戦線ではAと敵対する」という、まさに3者関係でしか成立し得ない複雑怪奇な外交劇を体験できます。大人3人が休日を丸一日使って遊ぶ価値のある、究極の体験を提供してくれます。