「喪中だからといって、幼い子どもから正月の楽しみを奪ってしまうのは忍びない」。そんな葛藤を抱える世代も多い。結論として、子どもたちにお年玉を渡すこと自体は一向に構わない。
ただし、ポチ袋の選び方と表書きにはちょっとした工夫が求められる。「御大層な祝いの言葉」や「めでたい絵柄」が描かれた袋は避け、無地のポチ袋や、可愛らしい動物のイラストなどが描かれたものを選ぶ。「お年玉」「お小遣い」「書籍代」といった表書きにすることで、祝いの意味を薄め、日常的な贈与の形をとることができる。
テレビの特番やバラエティ番組の賑やかさが辛いと感じるなら、配信サービスで落ち着いた映画を観たり、静かに読書を楽しんだりする空間を作るのも一つの手だ。大人の都合で過度に重苦しい空気を強いるのではなく、子どもには健やかな正月を過ごさせつつ、大人は静かに追悼するメリハリが大切になる。