ネットの検索窓で頻繁に見受けられる「モバイルSuica 座席指定」というフレーズですが、ここには利用者が陥りやすい決定的な勘違いが存在します。結論から言えば、総武線快速の普通列車グリーン車に指定席は存在せず、全席自由席です。
モバイルSuicaで購入する際、乗降駅を選択するため「座席が予約された」と錯覚しがちですが、購入手続きはあくまで「グリーン車に乗る権利」を得たにすぎません。着席できるかどうかは、車内に足を踏み入れた時点の空席状況に完全に委ねられています。
乗車位置は編成中ほどにある「4号車」と「5号車」の2両のみ。ホーム足元の「グリーン車乗車位置案内」を目印に整列します。なお、車掌室や多機能トイレは4号車に設置されているため、利便性を求めるなら4号車寄りに並ぶのがセオリーです。
乗車後の着席管理は、座席上部に設置された「車内改札ランプ」とSuicaリーダーで行われます。仕組みは非常にシステマチックです。
- 赤色点灯:空席状態。誰も座っていない、またはグリーン券情報が登録されていない座席。
- 緑色点灯:着席中。Suicaをリーダーにタッチし、情報が読み取られた状態。
空いている座席を見つけたら、頭上のセンサー部分にSuica(またはモバイルSuicaを起動したスマートフォン)をタッチします。ランプが赤から緑に変われば座席の確保が完了し、車掌による車内改札は基本的に省略されます。車内で席を移動したい場合は、新しい席のセンサーにもう一度タッチすれば情報が自動的に引き継がれ、元の座席は赤色に戻る仕様となっています。