大手質問サイトやSNSの投稿を分析すると、多くの利用者が「繋がるから実害はないだろう」「設定が難しそうだからそのままにしている」と、警告を長期間放置している実態が浮かび上がります。カスタマーサポートの現場でも「急に画面が赤やオレンジの字になって気味悪かったが、ブラウザは見られるので数か月見て見ぬ振りをしていた」という証言が珍しくありません。
しかし、安全性の低いセキュリティ放置の危険性は極めて現実的です。暗号化強度が極めて低い規格を使い続けることで生じるリスクは、単なる通信速度の低下にとどまりません。
第1のリスクは「通信内容の完全な盗聴」です。暗号が破られた電波圏内では、同じ周波数帯のパケットを傍受されることで、暗号化されていないWebフォームに入力したIDやパスワード、閲覧履歴、プライベートなメッセージ内容が筒抜けになります。第2のリスクは「不正なただ乗りと犯罪の踏み台」です。悪意ある第三者があなたの自宅Wi-Fiに侵入し、そこから不正アクセスや脅迫予告などのサイバー犯罪を実行した場合、IPアドレスの契約者であるあなた自身が警察の捜査対象として疑われる事態すら招きかねません。
特にWEP TKIP脆弱性とリスクは国際的なセキュリティ機関でも重大な脅威と認定されており、今日においてこれらを家庭内ネットワークで使用し続けることは、無防備な電波を街中に垂れ流しているのと同義です。