Q1:スプレー缶のエアロゾルと感染症のエアロゾルは同じものですか?
A1:物理現象としての構造(気体中に微細な液体・固体粒子が分散している状態)は全く同じです。ただし、スプレー缶は意図的に高圧ガスで薬剤を微粒子化して放出するのに対し、感染症のエアロゾルは呼吸や発声などの生体活動に伴って自然発生する呼気水分と病原体の混合物であるという違いがあります。
Q2:不織布マスクの網目より小さなエアロゾル粒子がなぜ防げるのですか?
A2:不織布マスクは単なる「ふるい(網目による物理遮断)」ではなく、繊維に施された静電気(エレクトレット)による吸着作用や、空気分子と衝突して不規則に動く微粒子の特性(ブラウン運動による衝突)を利用して微小粒子を捕捉します。そのため、網目サイズよりもはるかに小さいサブミクロン単位のエアロゾル粒子に対しても高い捕集性能を発揮します。
Q3:屋外であればエアロゾル感染のリスクは完全にゼロになりますか?
A3:屋外は開放空間であり、大気による無限の希釈効果が働くため、室内と比較してエアロゾルが滞留するリスクは劇的に低下します。ただし、無風状態で至近距離(数十センチ以内)で大声で会話を交わすような状況では、吐き出された直後の濃密なエアロゾルプルーム(気流の塊)を直接吸い込むリスクが残るため、状況に応じた距離の確保は依然として有効です。