ネット上で流布している情報の多くは、「朝7時に着いて整理券をもらわなければ何も買えない」という極端な言説です。しかし、この言説には明確な盲点が存在します。
第一に、朝一番に並ぶ客層の多くは「お中元や贈答用の秀品・特選箱」を買い求める人々です。化粧箱に入った均一な大玉を複数箱確保したい場合であれば、確かに朝の整理券争奪戦に参加する必然性があります。しかし、自家消費用の桃や、多少の小傷や色むらがあるだけで味は極上の「家庭用お徳用袋」を求めているのであれば、無理に早朝から並ぶ必要はありません。
第二に、農家の荷降ろしは開店後も断続的に行われます。地元農家にとって、朝一番の陳列スペースが空いた後、午前10時30分から12時にかけて追加陳列を行うのはごく日常的な光景です。朝一番の集団が買い物を終えてレジを通過し、駐車場から出庫し始めるこの時間帯こそ、実は駐車場の待ち時間が短縮され、かつ新鮮な追加入荷に出会える穴場となっています。