溝咋神社が「最強の縁結びパワースポット」と称賛される最大の理由は、『古事記』に記されたロマンチックかつ神秘的な「丹塗矢(にぬりや)神話」にあります。
神話によると、三島溝咋の娘である絶世の美女・玉櫛媛命(勢夜陀多良比売)に一目惚れした大物主神(あるいは事代主神)は、自らの姿を美しい赤色の矢(丹塗矢)に変え、媛が小川で水浴びをしている川上から流れていきました。媛がその不思議な矢を持ち帰り床の辺に置くと、麗しい神の姿に戻り、二人はめでたく結ばれたと伝えられています。
この奇跡的な求婚によって誕生した御子が、後に神武天皇に見初められて初代皇后となる媛蹈鞴五十鈴媛命です。神と人が結ばれた情熱的な恋、そして豪族の娘から国母(初代皇后)へと登りつめた類まれなシンデレラストーリーが重なることから、溝咋神社は「良縁結び」「玉の輿」「運命の出会いを引き寄せる神社」として今も厚い信仰を集めています。