ネットの検索欄には、事実無根であるにもかかわらず「芸能人 宗教 旧統一教会」といった組み合わせで噂が拡散される事例が後を絶ちません。こうしたデマが生まれる背景には、ネット特有の情報拡散メカニズムがあります。
特に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)を巡る問題が過熱した際、過去に教団系メディアのインタビューを受けたり、関連団体のイベントに祝電を送ったりした政治家やタレントが一斉にリスト化され、SNSで拡散されました。しかし、その多くは「依頼元の実態を知らされずに出演した」「単なるイベントのゲスト出演だった」というケースであり、本人が信仰を持っているわけではない事例が大半を占めています。
また、「共演者が信者だから本人もそうに違いない」「特定のポーズやアクセサリーが教団のシンボルに似ている」といった、こじつけや憶測によるレッテル貼りが掲示板やまとめサイトで増幅される傾向も見られます。ネット上の噂を鵜呑みにせず、本人の公式発言や確かな一次資料があるかどうかを見極めるリテラシーが求められています。