発売から数十年を経た現在も、本作が色褪せない理由の一つに、世代をまたいだタイアップCMとトップアーティストたちによるカバーの連鎖があります。発売当時から現在に至るまで、ビール飲料や旅行会社、サマーキャンペーンのCMソングとして幾度となく起用されてきました。
カバーを手がけた顔ぶれを見ても、その影響力の広がりは明白です。2000年代初頭には女性ツインボーカルユニットのW(ダブルユー)や、ガールズロックの後継者たるZONEがカバーし、次世代リスナーへの架け橋を築きました。さらに、柴咲コウ、観月ありさ、miwa、さらには男性ボーカリストであるつるの剛士に至るまで、多彩なジャンルの実力派が独自の解釈で本作を再構築しています。
軽音楽部やアマチュアバンドの現場でも、本作のギターコード進行は「ポップロックの王道にして至高の教科書」として扱われ続けています。基本となるダイアトニックコードを基調としながらも、随所に散りばめられたフックと転調の妙味は、2026年現在の若いプレイヤーたちにとっても格好の演奏レパートリーとして愛好されています。