インターネット上では「つるむらさきはサラダで生食できるのか」という疑問が散見されます。食品科学および調理の観点からの結論として、一般的な成熟したつるむらさきの生食はおすすめできません。
毒性があるわけではないため、極少量を生で口にしても急性の健康被害が出ることは稀ですが、生の状態ではシュウ酸の結晶がそのまま残っており、強いえぐみやイガイガ感を舌に感じます。また、細胞壁が硬いため消化吸収が妨げられ、胃腸への負担となる場合もあります。
例外的に生食が可能なのは、スプラウト(発芽直後の新芽)や、極めて若く柔らかい幼葉のみです。スーパーや直売所で市販されている太い茎を持つつるむらさきは、「必ず加熱調理(茹でる・炒める・煮る)を施してアクを抜いてから食べる」ことが、美味しさと安全性の両面において不可欠な鉄則です。