大野智が歩んでいる現在の生活を理解する上で、改めて振り返るべきは嵐の活動休止に至った経緯です。2019年1月の記者会見で語られた「一度何事にも縛られず、自由な生活をしてみたい」という本人の強い思いは、突発的なものではなく長年にわたる葛藤の末に出した決断でした。
10代前半でジャニーズ事務所(当時)に入所し、1999年のデビュー以来、国民的アイドルグループのリーダーとして常に第一線を走り続けてきた大野。極度のプレッシャーと過密スケジュールの中で、自分自身の人生を取り戻したいと願うのは必然の流れでもありました。
重要なのは、他の4人のメンバー(櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤)が「5人でなければ嵐ではない」という共通の意志を持ち、大野の意向を尊重してグループ全体の活動休止を選択した点です。決して不仲やトラブルによる分裂ではなく、固い絆と相互理解に基づいた前向きな休止であったことが、現在の関係性にも繋がっています。