ゴキブリがエアコン内部に到達するルートは、外壁を伝って侵入する外側からの侵入が8割以上を占めます。侵入防止対策において最優先すべきは、出入口となる2大経路の物理的封鎖です。
第1のルートは、室外機周辺に垂れ下がっている排水管です。水分を求めて屋外のクロゴキブリやチャバネゴキブリの幼虫が管をよじ登るため、ドレンホース防虫キャップの装着が必須となります。ただし、単に先端を塞ぐだけでは排水不良を起こして室内へ水漏れを引き起こすリスクがあるため、定期的なゴミ詰まり除去とドレンホース水抜き虫対策を両立させた弁付き専用キャップの選定が欠かせません。
第2の盲点が、室内外をつなぐ冷媒配管を通す壁穴です。施工から年数が経過すると、充填されていた粘土状のパテが経年劣化で硬化・ひび割れを起こし、数ミリの隙間が生じます。このわずかな隙間はゴキブリにとって格好のトンネルとなるため、不乾性パテを用いた配管穴パテ隙間埋めを確実に施工することが、確実なエアコン室外機侵入防止の要となります。