店頭のメニュー表を見て「カフェミストとカフェラテは何が違うのか」と疑問を抱いた経験を持つ方は少なくありません。フランス語で「カフェ・オ・レ(Café au lait)」、イタリア語で「カフェ・ラッテ(Caffè Latte)」と呼ばれるこの2系統は、生い立ちから抽出アプローチまで完全に異なります。スターバックスにおけるカフェミストとは、いわば「スターバックス流の本格カフェオレ」です。
最大の相違点はコーヒーの抽出技法にあります。スターバックス ラテは高圧蒸気で短時間に抽出した濃厚な「エスプレッソ」約30〜60mlに対し、スチームミルクを約8割注ぎ込みます。一方のカフェ ミストは、ペーパードリップでじっくり淹れたドリップコーヒーとスチームミルクを厳密に1対1(50:50)の黄金比でブレンドし、その上にきめ細やかなフォームミルクをふんわりと乗せて仕上げます。
この比率とベースの違いは、味わいだけでなく健康管理の数値にも驚くべきコントラストを生み出します。ミルクの含有量が全体の半分にとどまるカフェミストは、スターバックス ラテと比較してカロリー・糖質ともに約40〜50%カットされた極めてヘルシーな仕上がりになります。
さらに見逃せないのが「日替わり豆」との一期一会です。スターバックス ラテは常に深煎りのエスプレッソローストが固定で用いられますが、カフェ ミストは日替わりで提供される「本日のコーヒー」がそのままベースになります。軽やかな浅煎りの「ライトノート ブレンド」、華やかな酸味を持つ「ケニア」、力強い深煎りの「スマトラ」など、選択されるコーヒー豆によって全く異なる表情のミルクビバレッジへと変化します。