連載初期から現在に至るまで、読者を熱くさせる魅力的なキャラクター造形は本作の真骨頂です。定期的に実施される公式人気投票においても、単なる強さだけでなく、生き様や信念の深さが順位に直結しています。
歴代の人気投票では、主人公である信やヒロインの羌瘣が常に最上位を争う中、早期に物語から退場したはずの王騎が常にトップ争いに食い込むという異例の人気を維持しています。また、知性と美貌を兼ね備えた蒙恬や、誇り高きエリート武将・王賁、さらには独特の美学を持つ桓騎や楊端和が安定して上位にランクインしています。
特に読者の心をつかんで離さないのが、伝説の大将軍・王騎が残した魂を揺さぶる名言の数々です。
「これだから乱世は面白い」
戦乱の過酷さを誰よりも知る男が、死線の中で見せた不敵な笑みと底知れぬ器の大きさを象徴する言葉です。
「これが将軍の見る景色です」
馬陽の戦いにおいて、少年であった信を自らの馬の背に乗せ、戦場全体を見渡す大将軍の視座と責任を肌で教え込んだ不朽の名セリフです。この教えは、信が将軍へと駆け上がる過程で常に心に残り続ける道標となっています。