起立性低血圧で失神する原因とは?危険な前兆サインと命を守る緊急対処法

起立性低血圧で失神する原因とは?危険な前兆サインと命を守る緊急対処法

起立性低血圧で失神する原因とは?危険な前兆サインと命を守る緊急対処法に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。最新データをチェックしましょう。

家庭内、オフィス、あるいは駅のホームなどで、目の前の人物が突然意識を失って倒れた場面に直面した際、誤った救護措置をとると二次被害を招く危険があります。SNSやネット上の相談窓口でも「良かれと思って体を起こしたら、再び倒れて後頭部を強打した」「意識が朦朧としているのに水を飲ませようとしてむせてしまった」といった生々しい現場の失敗談が散見されます。

万が一の現場において、起立性低血圧で倒れたときの対処として絶対に避けるべきNG行動と、正しいステップを理解しておく必要があります。

やってはいけない致命的なNG行動

  • 無理やり上体を起こす・立たせる:頭部への血流が途絶えたままになり、脳貧血状態が悪化してけいれんやさらなる意識障害を誘発します。
  • 意識がない状態での水分・薬の経口摂取:気道に水分や異物が入り込み、窒息や誤嚥性肺炎を引き起こす極めて危険な行為です。
  • 周囲を取り囲んで空気の循環を遮る:人だかりを作らず、換気の良い環境を確保することが求められます。

現場で命を守る正しい救護ステップ

第一に行うべきは、安全な平らな場所へ寝かせ、足を20〜30センチ程度高く持ち上げること(下肢挙上)です。重力で下肢に滞留した血液を心臓や脳へと速やかに還流させる処置であり、これだけで数分以内に意識が回復するケースが多々あります。同時に、ベルトやネクタイ、衣服の襟元を緩めて呼吸を楽にします。

ただし、意識が1分以上戻らない場合、倒れた際に激しく頭部を強打している場合、あるいは呼吸が不規則で呼びかけに全く応じない場合は、迷わず119番通報による救急要請を行ってください。意識が回復したとしても、本人が焦ってすぐに立ち上がると再び失神を繰り返すため、最低でも10〜15分は横になったまま休ませ、段階的に座る姿勢へ移行させることが肝要です。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。